このブログはチンチラフレイアが不正咬合(ふせいこうごう)になってから虹の橋を渡るまでの記録です。
チンチラはペットの中でも、病気になりにくいと言われています。
男の子のロキの方は、7歳になりましたが、まだ1度も病気にはなっていません。健康です。それくらい、チンチラは、病気になりにくい動物のようです。
そんなチンチラですが、「不正咬合」はかかりやすい病気らしいです。チンチラだけでなく、げっ歯類はかかりやすい病気のようです。
不正咬合になったのは、女の子のフレイアです。不正咬合が発覚して1年半がすぎました。
現在の状況は、チモシーなどの牧草は一切食べません。食べるのは、柔らかくしたペレット(流動食でシリンジであげています)と、動物用ゼリー、柔らかいバナナです。
体重は550g前後です。2カ月に1度、歯をカットしたり、削ったりしています。部屋中走り回ったり、私が立って抱っこしている高さから飛び降りたりと、元気です。
病気のお話をする前に、まずは、わが家のチンチラ達を紹介させてください。
- チンチラ達の紹介
- 「不正咬合(ふせいこうごう)」とは
- 不正咬合の前兆
- 病院での診察と処置
- 不正咬合でも、出産・授乳
- 上の前歯のカット
- 治療中のフレイアの食事
- 上前歯カットから5か月後
- 動物病院にて
- 歯をカットして4日目、チモシーを食べる
- 歯をカットしてから1か月後 食べるようになったもの
- 不正咬合になってからの治療内容、体調の変化
- 不正咬合のフレイアが大好きなバイタルチャージ
- 不正咬合の話をチンチラ育てて20年のブリーダーさんに聞いてみた!
- 生チモシーならやわらかい。食べるかな。
- 不正咬合でもおなかの調子は良好
- 生チモシー入りの流動食
- 2023年6月19日10時フレイアは虹の橋を渡りました
- 最後にたくさんの反省点 いまだから気づいたこと。
チンチラ達の紹介
フレイア
不正咬合になったのはフレイアです。2023年4月現在も治療中です。不正咬合の状態で、出産、授乳、育児中です。
- フレイアの名前は北欧神話の愛の女神フレイアからいただきました。
- 2017年1月生まれ
- お迎えしたのは2017年3月
- 2021年10月18日に長女マーニーを出産
- 大声で鳴いて呼んでおいて、私は呼んでないわと知らんぷりする、ツンデレ娘です。
ロキ(ROKI)
- ロキの名前は北欧神話のいたずら好きのロキ神よりいただきました。
- 2015年9月生まれ
- お迎えしたのは2016年1月
- フレイアとの間に娘マーニーがいます。やさしいパパです。
- 名前の通り、いたずらっ子です。
マーニー
- マーニー
- ロキとフレイアの長女
- 名前は北欧神話の月の神マーニーからいただきました。
- 2021年10月18日生まれ
- おてんば娘。
- パワフル元気です。
「不正咬合(ふせいこうごう)」とは
不正咬合というのは、げっ歯類によくみられる病気で、歯のかみ合わせが悪くなる病気です。
チンチラのように、一生歯がのび続ける動物は、歯がのびないように、かたいものをかじって、歯の長さを自分で調整します。
それがうまくできなくなると、不正咬合になってしまいます。
フレイアの場合、木をかじらなくなっていました。今思えば、妊娠がきっかけだったのかもしれません。妊娠した時期と木をかじらなくなった時期がほぼ同じです。
獣医さんからは、妊娠と不正咬合は関係ないといわれていますが、同時期におきています。なので、まったくの無関係だとは思えないのですが。
ペレットも、小さくカットしたものばかりを選んで、食べるようになりました。その後、主食のチモシーをほとんど食べなくなってしまいました。
アルファルファはよく食べていました。妊娠していたので、アルファルファを食べていたことで、栄養が取れていたのだと思います。
チモシーをたべなくなってから、病院へ連れて行きました。もっと早く連れていくべきでした。
不正咬合の前兆
異変 その1 おやつのリンゴ
はじめにおかしいなと思ったのは、時々、フレイアがおやつのリンゴを食べるときに、リンゴがのどにつっかえたようにしたときでした。
今考えると、しっかり噛んで、細かくなっていない状態で、飲み込もうとしたのでしょう。
それでも、最初は普通にチモシーは食べていましたし、アルファルファも食べていました。なので、どうしたのだろうかと、様子をみていました。
アルファルファは栄養価が高いので、これを食べていたことで、フレイアは妊娠、出産を無事にすることができたのかもしれません。
異変 その2 ペレット
次の異変は、長さ2cmくらいのペレットをポイポイと外へ出すようになりました。よく見ていると、細かいペレットだけを食べています。
ためしに、すべてのペレットを半分くらいにカットしてあげてみました。すると、ポイポイしなくなり、ペレットを食べるようになりました。ペレットを食べているから大丈夫と思ってしまいました。
異変 その3 砂浴び
フレイアが砂浴びを頻繁にするようになりました。砂浴びの仕方も、それまでのように、くるりんと回転する砂浴びではなく、あごや目元を砂にこすりつけるような仕草をします。
不正咬合になると、よだれがでて、口元やあごの下の毛が濡れているようになり、よだれで固まってきます。涙もでるようになり、目が大きくなったように見えます。
よだれや涙が気持ち悪かったのでしょうか。毛を乾かしたくて、砂にこすりつけていたのでしょうか。
フレイアが砂浴びしている様子をYoutubeに投稿しています。回転する間に砂に顔をこすりつけています。
異変 その4 チモシー
チモシーを食べる量が減り、ペレットもあまり食べなくなりました。
アフファルファも、おやつのドライリンゴも食べまなくなりました。
異変 その5 目の周りの毛が抜けてきたみたい。
目の周りの毛が抜けたように見えました。
動物病院へ連れて行くと、涙でぬれているだけで、毛は抜けていないということでした。
この涙も不正咬合が原因なのです。不正咬合になると、よだれや涙がたくさん出ます。その為、毛がぬれて、抜けたように見えるのです。
この毛が抜けたように見えたことがきっかけで、動物病院を受診しました。このとき、まだ、フレイアの口の中を自分で見ることはできませんでした。
病院での診察と処置
まず、動物病院では、チモシーを食べない、目の周りの毛が抜けている、という話をしました。
病院で獣医さんがフレイアの口の中を見ると、下の前歯が長く伸びていました。そこで、下の前歯は、受診したその日に獣医さんがニッパーのようなもので、カットしてくれました。
元通りにかたいものを食べるように慣れるまで、時間がかかるだろうといことでした。
しかしながら、2週間しても、チモシーを食べる様子がなく、食欲もおちているようでしたので、再び病院へ連れて行きました。
そこで、今度は、上の前歯がくるりと巻いてしまっていて、カットしない限りチモシーを噛んで食べることはできないだろうということでした。
下の歯の時と同様に、獣医さんがカットしようとしたのですが、歯に縦の亀裂が入ってしまいました。根元まで亀裂が入ってしまうと、歯がのびなくなってしまう可能性があります。この日は、歯を接着剤でくっつけて、後日、またカットすることになりました。
そうして、この3日後に、フレイアは出産したのでした。今思えば、妊娠で歯の質が弱くなっていたのかもしれません。その為、歯に亀裂が入ってしまったのかもしれません。
歯のカットができなかったこの頃から、水でふやかしたペレットをあげるようになりました。フレイアは食欲があるので、皿にいれて、食べやすいように山形に盛り付けてあげています。
結果的に、妊娠中に下の歯をカットしたのですが、よく無事に出産できたと、思います。フレイアには妊娠に気づけなくて、ほんとに、申し訳なかったと思ってます。
それくらい、チンチラの妊娠は見た目が変わらないということでもあります。今回、1匹だけだったことも、妊娠に気づかなかった原因かもしれません。
そして、フレイアが出産したため、授乳、育児に専念してもらったほうがよいという獣医さんの判断で、上の前歯のカットは1か月くらい先延ばしになりました。
不正咬合でも、出産・授乳
出産後、チンチラのママは胎盤を食べます。しかしながら、フレイアは不正咬合のため、胎盤を食べることができませんでした。
出産後、ずいぶんと痩せてしまいました。チモシーは食べないのですが、アルファルファの葉の部分を食べています。アルファルファは栄養価が高いので、産前産後のチンチラにあたえるとよいということです。
食事は水で柔らかくしたペレットとゼリーです。おやつもほとんどたべられません。時々、リンゴやドライレーズンを小さくカットしてあげると食べています。
不正咬合でも、フレイアは赤ちゃんのマーニーに母乳をあげていました。一生懸命に柔らかいペレットとゼリーを食べていました。粉末の乳酸菌とカルシウムを柔らかくしたペレットに混ぜ込んであげています。
チンチラは6~8週で離乳なので、それまで、フレイアはがんばって母乳をあげていました。離乳のころには、マーニーもしっかり自分でチモシーやアルファルファを食べるようになりました。
こちらは、生れた当日のフレイアとマーニの様子です。
マーニーは、かたいペレットも食べますが、フレイアが食べていたからか、柔らかいペレットも食べています。
柔らかいペレットの作り方
フレイアが食べている柔らかいペレットは、チンチラセレクションです。柔らかいペレットにして食べるのはこれです。他のペレットを柔らかくしても食べてくれません。
作り方は簡単で、チンチラセレクション(長いものだけで)25本~30本にたいして、水大さじ2杯をいれます。そのまま5~10分放置で完成です。
急ぐ時は600Wの電子レンジで20秒加熱します。冷めてから与えます。
不正咬合だと、お皿の上に平らになったままでは、食べにくいようです。山形に盛り付けて与えています。最後はスプーンですくって口元に持っていくと食べてくれます。
上の前歯のカット
出産から3週間後、フレイアと赤ちゃんのマーニーの健康診断を兼ねて、動物病院を受診しました。フレイアはチモシーは食べていないものの、柔らかいペレットと、ゼリー、アルファルファを食べていたので、おなかの調子は良好ということでした。
赤ちゃんのマーニーも健康で、女の子でしょうということでした。
フレイアとマーニーは同じ部屋で寝ています。部屋んぽに出てくると、マーニーの背中がフレイアのよだれで濡れて固まっていることがあります。
なので、上の前歯も診ていただいて、カットすることになりました。この時は、看護師さんがフレイアを抱っこして、私がフレイアの口を開く係でした。
フレイアは両手で抵抗しますが、そこはしっかり持っていてもらって、私はしっかり口を開かせるように、押さえて持っていました。
歯医者さんで使っているような電動のカッターでカットしてもらいました。
治療中のフレイアの食事
先ほどご紹介した柔らかいペレットのほかに、フレイアが食べているものは、チンチラの食事プレミアム、グルメゼリー、アルファルファです。
おやつとして、ドライレーズン、クコの実、ヒマワリの種(皮なし)、かぼちゃの種(薄く半分にカット)を食べられるようになりました。
ペレット
治療中の現在、フレイアが食べているペレットはこちらです。粒が小さいので食べやすいみたいです。こちらを食べて満足すると、柔らかいペレットを食べないこともあります。
チンチラの食事プレミアムは、チンチラパパのロキも、赤ちゃんのマーニーも、よく食べます。今まで食べていたチンチラセレクションは食べなくなってしまいました。
ゼリー
フレイアは、毎日朝晩2回、1個づつ、こちらのゼリーも食べています。こちらもロキもマーニーも大好きで、1個の半分ずつあたえています。
フレイアは自分で半分ほど食べると、食べにくくなるようで、食べるのをやめてしまいます。残りの半分は、細かくして、スプーンですくってあげると、たべていt食べます。
アルファルファ
アルファルファはこちらになります。こちらも、ロキもマーニーも大好きで、よく食べます。栄養価が高いので与え過ぎには注意が必要です。
上前歯カットから5か月後
小粒のかたいペレットだけを食べるようになっていたフレイアでしたが、チモシーもアルファルファも葉っぱは全く食べなくなりました。
よだれが増えてきて、おなかあたりまで濡れて、乾いて、かぴかぴになっています。大好きなドライレーズンもよく噛めなくなってきたように思います。
前回、前歯をカットしてから5カ月が過ぎていました。いつもの病院へ連れて行きました。ベビーのマーニーを一緒に健康診断に連れて行きました。
動物病院にて
朝、開院前に到着するように、フレイアとマーニーを別々のキャリーにいれて、出かけました。
日曜日でしたのでとても混んでいました。2時間半待っての診察でした。2匹とも、キャリーの中でおとなしく寝て待っていてくれました。
マーニーの健康診断
最初にマーニーの健康診断です。待機の間、マーニーは、ずっと眠っていました。
体重は600g。歯は、問題なしでした。脱毛もなく、問題なし。おなかの音も、問題なし。ペレットよりもチモシーをたくさん食べさせてください、といわれました。
これまで、フレイアと一緒のケージだったので、フレイアの分まで、ペレットを食べてしまっていました。チモシーをあまり食べていなかったので、体重が増えすぎてしまったみたいです。
これからはフレイアとは別ケージにして、ペレットが多すぎることのないように入れることができます。
フレイアの不正咬合
次はフレイアの番です。まずは、体重測定。500gでした。あら、また減っている。獣医さんからも、「体重が減っていますね。」と指摘を受けました。100g以上減っていたのです。
口の中を見ると、上下前歯が長すぎなので、カットすることになりました。処置室の方へ移動しました。
助手さんがフレイアをしっかり抱いて、もう一人の助手さんが、後ろ足をしっかり押さえます。私も口を開けているお手伝いをさせてもらいました。
高速回転する電動式の小さいカッターで、シュッシュッと、獣医さんはとても上手にカットしてくれました。麻酔をしないでカットしてもらえました。
診察室へ戻って、チモシーも、アルファルファも、全く食べなくなってしまったことを、告げると、ちょっと気になるところがあるからと、再度、口の中を見てくれまいした。
奥歯を見ると、下の奥歯がシャキーンととがっていました。これが原因で、チモシーを食べなかったようです。普通はとがっていないのだそうです。
そして、その場で、しっかり押さえて、舌や口の中を傷つけないように、口を固定して、ニッパーのようなはさみのような道具を使って、下の奥歯もカットしてもらいました。
チンチラの歯はウサギの歯よりもかたいのだそうです。ですから、切るのが大変だというお話でした。
こうして、無事に歯のカットが終わったフレイアでした。
「これで、チモシーも食べられるようになりますよ。」と獣医さんが言っていました。
ちゃんと、チモシーが食べられるようになるといいね、フレイア。マーニーとずっと一緒で、それがストレスだったのかもしれません。
これからも、注意してみていきたいと思います。
病院へ行って、待機中のチンチラの様子と帰ってきてからの様子です。
歯をカットして4日目、チモシーを食べる
歯をカットしてからも、フレイアは、歯のカット前と同じように、柔らかいペレットとゼリーを食べていました。
チモシーを食べることを忘れてしまったのかと心配していました。
仲良し母娘ですが、食べる量がわかるように、マーニーとフレイアのケージも別々にしました。
そうして、歯をカットしてから4日目、フレイアがチモシーの前でモグモグしているのを見ました。その時の様子をYoutubeに投稿したので、そちらも見てください。
「なつ恵とほわぷりちんちらーず」では、毎日チンチラ達のかわいい動画を公開しています。ちょっとの時間にショート動画を、ゆったりタイムにはへやんぽの長い動画をご覧いただけます。
チモシーをちょっとづつかじっているフレイアですが、小粒の硬いペレットが主食になっています。ほかには、柔らかいペレットやゼリーも食べています。
カジカジの練習にと思って、いろいろな種類の素材でできたカジカジボールをケージに入れていますが、いまのところ、かじった様子はありません。
歯をカットしてから1か月後 食べるようになったもの
歯をカットしてから1か月が過ぎました。柔らかいペレットは全く食べなくなりました。
ペレットは小粒の「チンチラの食事プレミアム」を食べています。
チモシーは短いものを選んで食べているので、短いものばかりを集めてあげています。
アルファルファの葉を食べるようになりました。茎はもともと食べなかったので、葉だけにしてあげています。
アルファルファの中に、むきえん麦と粟(1粒づつバラバラになったもの)を入れてみたら、がつがつとおいしそうに食べてくれました。その時の様子がこちらです。
最近はドライレーズンがお気に入りです。大きめのドライレーズンを半分にカットしてあげています。まだ1粒のままでは、食べにくそうです。
体重も500gまで落ちていたのですが、560gに戻ってきました。時々体重を計って、気をつけていきたいとおもいます。
チモシーも食べたり、食べなかったり、柔らかペレットを食べたり、食べなかったりしています。完全にはなかなかよくなりそうもありません。
そんなフレイアですが「てんかん」になってしまいました。このお話は、こちらの記事にまとめました。
「てんかん」になってしまったことで、できるだけ歯をカットしないほうがいいのだそうです。歯をカットするとき、精神的に負担がかかってしまうのは、よろしくないのだそうです。
しかしながら、フレイアは、体重が減ってしまいました。投薬量の調整のため、病院へ行ったときに、歯の検査をしたら、歯がずいぶん伸びていました。
そのために、チモシーやペレットを食べる量が減って、体重が減ってしまったようです。なので、下の前歯だけカットしました。
2~3日して、歯の長さに慣れてきたのか、細かいチモシーやアルファルファを食べるようになりました。柔らかいペレットやゼリーも食べています。
不正咬合になってからの治療内容、体調の変化
不正咬合になってから、1年が過ぎましたが、フレイアはチモシーも、アルファルファも食べなくなってしまいました。ペレットは食べていました。
2021年12月体重が減っていくので、柔らかくしたペレットをお皿に盛り付けてあげてみたら、自分で食べました。それからは、体重も戻って、元気にすごしていました。
2か月に1度、前歯だけをカットしてもらっていました。
2022年9月熱中症になりました。柔らかペレットもあまり食べなくなってしまい、体重が減ってきてしまったので、シリンジを使って、流動食にしたら、食べるようになりました。
それからは1日3回、流動食をたべています。だからか、チモシーもアルファルファもペレットも、かたいものは食べなくなりました。
それでも、体重が元に戻り、とても元気になりました。高い所から飛び降りる元気も出てきました。
フレイアは上下前歯がのびてしまい、上前歯は内側にくるりと巻き込んでしまいます。上下前歯については、上も下も1本づつ白くなっています。チンチラの場合、黄色い歯が健康な歯ですので、白い歯は弱い歯になります。
固いものを食べなくなってから、奥歯も伸びてくるようになりました。とがった奥歯は、口の中を傷つけて、食欲がなくなりました。それからは、奥歯も削ってもらうようになりました。
奥歯に大好きなドライレーズンやドライリンゴがささって、取れなくなって苦しい思いをして以来、フレイアがたべるおやつはゼリーだけになりました。
2か月に1回くらい前歯をカット、奥歯は削ってもらうようになりました。
不正咬合のフレイアが大好きなバイタルチャージ
小麦粉のような粉末です。水に溶かして、好みの硬さにして、食べさせます。
フレイアが食欲がなくなった時、これを水で溶かして、シリンジに入れて食べさせたら、パクパク食べてくれました。
これがきっかけで、柔らかいペレットや、ゼリーも食べるようになりました。
2023年3月現在、フレイアは1日3回シリンジから柔らかくしたペレットと、バイタルチャージをたべて、1日2個のゼリーを食べています。
不正咬合の話をチンチラ育てて20年のブリーダーさんに聞いてみた!
チンチラを育てて20年、生れた子供は100匹を超えるというYoutuberゆうちゃんとお友達になりました。そこで、LINEでお話をするうちに、不正咬合の話しになりました。
フレイアが不正咬合で、1日に3回流動食を与えているという話から始まりました。下の前歯が左右長さが違っているという話をしました。
歯の色は?
白い方が折れたみたいで、短くなってる
白いということは、栄養不足やなぁ😥
右下前歯が白くて、左下前歯は黄色い
⁂注 げっ歯類の歯は黄色が正常で、白は異常で脆い歯です。
じゃあ、片方だけ、脆いんだね😥上は?
どうだっけ……🤔おぼえてないや。巻いていっちゃうんだけどね。
前歯が削れてない証拠やね
りんごバーとかは、いれてるっけ?
フレイアは固いものは全然齧らない 軽石CUBEは枕にしてる
⁂軽石キューブは以下にあります。
なるほど🤔
アイスの棒は、薄くてかじりやすいけど、どうかな?
アイス食べなきゃ!
パルムがいいよw
ただ、チョコはしっかり取ってからw
それで、かじるようなら、口を開けて、かじるのが、辛いってこと
薄切りドライリンゴも食べないから。
食欲が全体的にない?
フレイアはそれはない。流動食は普通にたべるから。齧れないだけ
流動食に慣れると、普通の餌食べなくなるからねぇ
チンチラも楽を覚える
流動食をちょっと固めに作って、噛む習性戻さないと、食べれないまんまよ
やはり、そうなのね。体重は減ってないから、量は問題ないと思うのよね
量同じで、少し固め&チモシー切って混ぜる
最近、流動食も喉につっかえるような感じになることがあってね。
噛む力衰える=飲み込む力も衰える
そっか。じゃあ、チモシー切って入れてみようかな
しっかり飲めないと、誤嚥して、肺炎になる
そか。気をつけよう
ということで、翌日から、流動食を少しづつ固めにしています。呑み込めないようだからと、柔らかくしていました。
少し硬めにしても、問題なく食べてくれています。
せめて、柔らかペレットを、自分で食べるようになってほしいなと思います。
急にチモシーを入れても食べなくなってしまうかもと思って、まだ、刻んだチモシーは入れていません。
チンチラYoutuberゆうちゃんのYoutubeチャンネルはこちら
Chinchilla Family[チンチラファミリー]ゆうちゃん
BABYチンチラが生まれた時に、突撃して、YoutubeLIVEしました。
生チモシーならやわらかい。食べるかな。
2022年10月、生チモシーを育てるキットをゆうちゃんに教えてもらって、育てました。生なら柔らかいから食べるかもしれないと思ったのです。
結論から言うと、フレイアは食べませんでした。食わず嫌いというか、チモシーに興味がないという感じです。
マーニーは食べます。ロキは食べません。何度試しても、そうなのです。マーニーとロキに関しては、乾燥したチモシーを食べるので、乾燥させたらいいかなと思っています。
個人の好みによって、食べたり、食べなかったりするという感じです。
冬の間はミニ温室の中で育ってていました。
やっと15cmくらいになり、食べごろです。
一番食べてほしい不正咬合のフレイアは、2022年9月に熱中症になってから、食べているものは柔らかいペレットとバイタルチャージ、ゼリーだけになってしまいました。
シリンジに入れた柔らかいペレットを食べています。強制給餌という感じではなく、シリンジに自分で口をもってきて食べています。
不正咬合でもおなかの調子は良好
不正咬合のために、2か月に1回くらい歯をカットに通院しているフレイアです。
毎回、獣医さんからは「おなかの調子はいいね!」と言ってもらえるので、柔らかくしたペレットとバイタルチャージで体重も落ちることなく、元気にしています。
チモシーを食べることができるようになったらいいな。
生チモシー入りの流動食
2022年11月生チモシーが収穫できました。生のまま、あげてみましたが全く興味を示しません。
流動食を食べていても、歯ぎしりのような音がします。
そこで、生チモシーを細かくはさみでカットして、少量の水を入れて30秒ほどレンチンして、流動食に入れてみました。
すると、今度は食べてくれました。のどにつっかえてしまうのではと心配しましたが、そんなこともなく、すんなり食べてくれました。
それからは、毎食、刻んだチモシーをレンチンしていれて、食べています。チモシー入りの方がおいしいみたいです。
乾燥チモシーだったらどうだろうかと、乾燥チモシーを刻み、水を入れて、1分ほどレンチンして流動食に混ぜて、いれてみました。
こちらは、のどにつっかえてしまい、吐くような仕草でとても苦しそうになってしまいました。なので、乾燥チモシーはやめました。
2023年6月19日10時フレイアは虹の橋を渡りました
2023年6月19日午前10時チンチラママのフレイアが虹の橋をわたりました。 6歳5か月でした。
不正咬合でしたから、年齢もあり、歯茎が弱くなって炎症していました。
歯ぐきからの出血を発見してから、2週間投薬して、食欲も戻り、落ち着いたので、投薬をやめました。
病院へは電話で相談して、やめることにしました。
投薬をやめてから、1週間程たったころ、円形の脱毛が見られたので、再び病院へ行きました。
脱毛の原因は真菌だろうと言われました。そして、誤嚥が原因で気管支炎・肺炎になっていることがわかりました。前歯がのびていたので、カットしました。
そして、再び 投薬。よくなったり、わるくなったりを繰り返していましたが、5日目の朝、フレイアは虹の橋を渡りました。
最後にたくさんの反省点 いまだから気づいたこと。
不正咬合に気づいて、歯をカットしてから1年9カ月。食べられないことを除けば、ほんとに元気なフレイアでした。
てんかんや熱中症にならなければ、もっと元気でいられたかもしれません。
食べなくても、チモシーをいれつづけていたら、どこかのタイミングで食べるきっかけがあったかもしれません。
前歯が悪かったので、口の中に入れてあげたら、チモシーを食べることができたかもしれません。
アルファルファは食べ過ぎると栄養過多になってしまうけれど、チモシーを食べないのならば、アルファルファをあたえ続けていたら、不正咬合もここまで悪化しなかったかもしれません。
不正咬合になったからといって、すぐに虹の橋を渡るわけではありません。
飼い主さん、あきらめないで。できることをやってみましょう。
このお話が、少しでも、お役に立てたらうれしいです。
すべてのチンチラちゃんと飼い主さんがハッピーにすごせますように。
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