チンチラに赤ちゃんが生まれた(1日目)

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チンチラ

2021年10月18日 16時半ごろ、仕事から帰って、チンチラのケージをのぞいた。いつもと変わりなく、フレイアは砂浴びケースの中にいた。

ロキも、いつもと変わりない。おやつには、まだ早い時間だから、もう少し後かな。

19時ごろ、聞きなれない鳴き声がする。フレイアでもなく、ロキでもない。気になって見に行ってみると、なんと見慣れないちっこい生き物がいた。

どこから出てきたのだろう?そっとすくいあげる。・・・・?毛の色が薄いグレーでロキにそっくり。耳も薄いピンク色でロキと同じ色。目の色も赤くロキと同じ色。まちがいなく、チンチラの赤ちゃんだ。ロキとフレイアの赤ちゃんだ。

目が点だった。7月初めに、確かに、ロキとフレイアは交尾した。しかし、膣栓は確認できず、妊娠した様子は全くわからなかった。最近フレイアが寝ている時間がやけに長いなとは思っていた。今思えば、部屋んぽ中も寝ていることが多かった。

手の中の赤ちゃんを見て、うれしいのと、驚き。フレイアが赤ちゃんの面倒をみられないのだと勝手に思い込み、どうしよう???とおろおろしていた。娘に「あかちゃんがうまれた、どうしよう」とLINEすると、娘がいろいろ調べて、教えてくれた。

自分でも、いろいろ調べる余裕が出てきて、調べた。夫から帰るコールがいつもより早くきたので、赤ちゃん用ミルクなど、いろいろ買ってきてもらった。

部屋んぽからケージへ帰ったフレイアに、そっと赤ちゃんを見せてみた。すると、フレイアはママになった。

私が勝手に勘違いしただけで、フレイアは育児放棄していなかった。人間ができる限り介入しないほうがいいと、後で知った。フレイアからしてみたら、大事な我が子を、私が勝手に奪ったという感じだったのではないだろうか。

生まれた日のベビーの様子をYoutubeに投稿しました。毎日朝7時にYoutubeにベビーの様子を中心に投稿しています。

10月の病院通い

奥にあるのがペレットを柔らかくしたもの

10月はフレイアは毎週、病院通いだった。そこでも気づかないくらいなのだから、チンチラの妊娠は検査しない限り、わからないのかもしれない。

そういえば、病院で、「妊娠してないですよね?」って聞かれた気がする。獣医さんは何か感じていたのかもしれない。でも、私が「してないと思います」って言ったから、そのままだったのだろう。

フレイアがチモシーを食べなくなったので10月1日に病院へ連れて行った。この時は、下の歯がのびているということで、カットしてもらった。そして、腸の蠕動運動を促す薬を処方され、1週間飲ませた。

10月8日フレイアの目の周りの毛が抜けてきたので、病院へ連れて行くと、真菌が原因だということで、また薬を処方され、1週間飲ませた。

フレイアがまた、チモシーを食べなくなったので10月15日に病院へ連れて行った。上の歯がのびすぎていた。今回は、うまくカットできなかったので、11月になったら、再度カットしましょうということになった。

それ以来、フレイアが食べられるものは、アルファルファの葉、短くカットしたペレット、水でふやかしたペレット、小動物用のゼリー、細かくしたかじってグラノーラだった。それでも、毎日、元気に部屋んぽしている。

ここで救いだったのは、アルファルファが食べられるということ。アルファルファは栄養が豊富で、妊娠時、成長期にあたえると袋に書いてある。フレイアはアルファルファが好きだ。歯がのびてチモシーが食べられなくなってから、アルファルファをよく食べている。

つまり、妊娠中にアルファルファを食べていた、ということになる。

これだけたくさんのアクシデントがあったにもかかわらず、よく無事に赤ちゃんが生まれてきてくれたと、よく無事に生んでくれたと、母体もよく無事でいてくれたと。ありがとうと・・・フレイアと、赤ちゃんに、ありがとう。

胎盤を食べる

出産後、多くの動物の母親は栄養を取るために、胎盤を食べるものらしい。

フレイアは、歯がのびすぎているために、食べることができなかった。

フレイアは、砂浴びケースの中で出産していた。砂浴びケースの中には、胎盤が残っていた。出産時のチンチラについてのブログをみていると、胎盤を食べると書かれている。

ただでさえ、きちんと食べられないフレイアなのに、胎盤が食べられなかった。大丈夫だろうか。心配の種は尽きない、心配性の私。

いろいろ調べて、サプリメントがあるというので、ペットショップへ行って、カルシウムと乳酸菌のパウダーを買ってきた。今はゼリーに混ぜて、食べさせている。

ケージのトレードとリフォーム

リフォーム後のケージ

フレイアに赤ちゃんを返してホッとしたのもつかの間。この子達が安全に暮らせるケージにしなくては!と、気がついた。

今までフレイアがすんでいたケージは、ウサギ用だったので、網目の幅が大きく、赤ちゃんは軽くすり抜けちゃう大きさだった。行方不明になっては大変と、ロキとフレイアのケージを急遽、交換した。

フレイアと赤ちゃんが安心してこもれるように、上に置いていたお部屋を下におろした。出産後、しばらくは砂浴びはしないということだったので、砂浴びケースの砂は撤去して、ケースだけ置いた。

夫にチモシーマットを買ってきてもらったので、床の半分にそれを敷いた。チモシーマットはロキをお迎えした時にも敷いたのだが、ロキはその上におしっこをするので、すぐに悪臭を放つようになり、撤去した覚えがあった。

でも、赤ちゃんの足のサイズを見ると、床の穴に足を突っ込んでしまうのではないかと、心配だった。心配し過ぎの取り越し苦労だったのだが。

まだまだ、よちよち歩きでとてもかわいい。ずっと見ていたいのだが、明日も仕事。心配しながらも、リフォームに疲れた私は爆睡した。

つづく・・・

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