チンチラが熱中症になったら、すぐに冷やしながら、病院へ連れて行ってください。
5月です。人間にとっては気持ちのいい季節ですね。でも、5月からは、チンチラ達の苦手な季節がやってきます。高温多湿が苦手なチンチラ達。エアコンは必須です。
わが家では、エアコンだけじゃ足りなくて、サーキュレーターもつけています。23℃以上にならないようにしています。この夏は除湿器も
わが家には、3匹のチンチラがいます。一度だけ、1匹だけが熱中症になってしまいました。その時のお話をしたいと思います。
チンチラの紹介
我が家には3匹のチンチラがいます。3匹は家族です。紹介させてください。
- 今回、熱中症になってしまいました。
- フレイア(ママ)
- 種類:スタンダードグレー
- 2017年1月生まれ
- 不正咬合でてんかん
- ロキ(パパ)
- 種類:シナモン
- 2015年9月生まれ
- とってもやさしいパパ
- マーニー(娘)
- 種類:シナモン
- 2021年10月18日生まれ (ロキとフレイアの娘)
- とっても元気なおてんば娘
9月に熱中症
まだまだ暑い日が続く、9月のはじめごろのことです。
わが家ではリビングの約半分を、へやんぽスペースとして、ダンプラ(プラダン)で仕切ってあります。
エアコンもいつもと同じ設定でした。その時のエアコン設定は25℃で、室温は24℃でした。湿度はあまり気にしていませんでした。60%くらいだったとおもいます。
フレイアがへやんぽスぺースから脱走して、私の足元まで来ていました。おどろいて、抱き上げて、へやんぽスペースに戻しました。そして、砂浴びして、普通に遊んでいました。
脱走してきた場所の方が、少し室温が高くなっていました。これも熱中症になってしまった原因かもしれません。
10分くらい過ぎた頃でしょうか、そろそろケージに返そうと、へやんぽスペースを見ると、フレイアがうずくまっていました。息がくるしそうです。
フレイアはてんかん発作を起こすことがあります。てんかん発作とは少し様子が違いました。とにかく、まず、抱き上げました。ぐったりしています。
シナモンのロキやマーニーだったら、暑い時は耳の色が通常より濃いピンクになるのでわかりやすいのですが、スタンダードグレーのフレイアの場合は、暑いかどうかわかりづらいのです。
てんかん発作の場合は、5分程で起き上がり、普通に動き始めます。しかし、この時は、しばらくしても、起き上がりませんでした。
ぐったりして、やっと息をしているという感じでした。耳もぺたんと体にくっつけています。
土曜日の夜9時ごろでした。動物病院はもうしまっています。YouTubeのチンチラ友達にも相談しましたが、わかりません。私の周りの人は、熱中症のチンチラをみたことがなかったのです。
熱中症ならば、冷やすのですが、てんかん発作ならば???でも、発作にしては、長すぎました。
まだ、私自身、パニックでよくわかりませんでした。もしかしたら、途中で、てんかん発作も起こしていたかもしれません。
インターネットで調べた病院へ電話したり、そこで紹介してもらった病院へ電話したりしましたが、どうしたらいいか、わかりませんでした。
というのも、チンチラは専門外なので、連れてきても何もできないし、診断もわからないというのです。
またほかの病院では、診ることはできるが、専門外なので、連れてきても、チンチラは小さいので、点滴の針をさしたことによるショック死もありうるとも言われてしまいました。
途方に暮れた時、運よくツイキャスで知り合った獣医さんと連絡が取れたのです。ツイキャスでフレイアを映して、診てもらうことができました。オンライン診察してもらったのです。
そうして、熱中症だろうということで、アイスノンで冷やしはじめました。
写真は、冷やし始めた時のフレイアです。ぐったりしています。この時、フレイアが倒れてから、すでに2時間ほどが経過していました。
*ツイキャスはLIVE配信アプリで、この頃、私は毎日のようにツイキャスでLIVE配信をしていました。
朝になったら、動物病院へ連れていくということで、ツイキャスは、おしまいにしました。それからが、私にとって、とても長い夜でした。
後で聞いたことですが、診てくれた獣医さんは朝まで無理かと思ったそうです。それくらい、フレイアは、ぐったりしていたのです。
冷やし始めてしばらくして、少し元気が出てきたようでしたが、まだまだぐったり。フレイアは、自力では起き上がりません。
人間だったら熱中症、どうする?水分を取らせるよね?チンチラは通常、あまり水分を取らない動物です。どうなんだろう?と思いましたが、水分を与えることにしました。
どうやって飲まそうか?水がのどに詰まってもいけないし。。。考えた末に綿棒に水を含ませて、口元を濡らしてみました。
すると、飲んでくれたのです。何度も何度も濡らしてみました。これがきっかけとなって、すこし起き上がれるようになりました。
次に、てんかんの薬を飲ませるときに使うシリンジをつかって、水を飲ませました。綿棒の時より、ずっと多く飲むことができます。でも多すぎないように、気をつけて、少しづつあげました。
一晩中、そうして、ずっと添寝して過ごしました。
ふっと一瞬寝落ちした時がありました。そして、目を覚ますと、フレイアが心配そうに私をのぞき込んでいました。「もう大丈夫よ。」フレイアがそういっているようでした。
そして、この時を境に、フレイアは自分で歩いてトイレに行ったり、砂浴びしたりするようになりました。それでも、私の所に戻ってきて、朝まで、いっしょに寝ていました。
こうして、フレイアは病院のOPEN時間になるころには、普通に自分で歩けるようになっていました。
朝になって、動物病院へ
朝になって、動物病院のOPEN時間に間に合うように、連れて行きました。予約制ではないので、少しでも早く連れて行くしかありませんでした。
夜の様子をお話すると、やはり、「熱中症」という診断でした。
前日にも、熱中症になった動物が何匹か来院していたそうです。
チンチラが脱水症状になると、首の後ろをつまんでつかむことが難しくなるのだそうです。この時のフレイアは、まだ少し脱水症状がありました。
点滴をしてもらい、食欲が出るようにと、腸の蠕動運動を促すお薬をもらってかえりました。
帰宅して、フレイアはご飯もしっかり食べて、元気になりました。
それから、今まで、誰も熱中症になっていません。フレイアも後遺症もなく、すっかり元気になりました。
まとめ
ぐったりしているときは、病院が開いている時間ならば、すぐ病院へGO!
へやんぽで遊んだ後は、室温が同じでも、暑くなって熱中症になることがある。
首の後ろをつまんで、脱水症状かどうかを確認できるように、普段から、つかんで正常な様子をみておくといい。
熱中症になったら、とにかく、冷やして、水を与える。最初は綿棒であげてみるといい。
熱中症から8カ月が過ぎた現在まで、フレイアも、他の子も、熱中症になることはなく、元気に過ごしています。
フレイアはてんかんですし、不正咬合です。これも、フレイアだけが熱中症になってしまった原因の一つなのかもしれません。
不正咬合についてのお話はこちらをご覧ください。現在も治療中です。
てんかんの発作は、薬で抑えることができます。てんかんのお話はこちらからご覧ください。
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